空気を読むということ Air-in

テレビ番組の「ビートたけしの○○○○」

たけしはスタッフが作った番組にコメントを述べるだけで、彼がいなくても番組は成立するものばかり。
彼が監修しているのならともかく、これ完全に名前を借りた便乗だよね。
でも、冠がつくとやっぱ視聴率が違うんでしょうかねえ。
たけしもこれで自分の映画を撮る資金がもらえるのならと思って出てるんでしょうね、番組に。

そうはいいつつ、私も先日そんななかのひとつの番組をみた。
日本人は世界と比べて礼儀正しいだの空気を読むだのいう番組。

アメリカとかは文化が違う人間が集まってるから、各自自己主張をする必要があるためいいたいことをしっかりとのべ、日本人はムラ社会としての調和を尊び、いわなくてもわかる（悪くいえばいいたいことをはっきりといわない）社会をつくりあげてきたと。
行列では誰も列を乱さず並び（並ぶね私も。でも基本は行列は避けます）
悪くもないのにごめんなさいといい（裏には自分が悪いと思ってるんだからあなたも思い当たるところがあれば改めてくださいって態度）。

なるほどね。
昨今はこの日本人的考え方がネット社会で崩壊してるんではないかと。
新聞や雑誌は、まあ恣意的なものはあるにせよ、相手にわかるように、共感を得れるように、もしくは意図的にミスリードを誘うような、文章作成に長けた人の文章しか目にはいってきませんでしたが、
ネットだとこの私の文章を筆頭に、誰の検閲もなく文章を第三者に公開することが可能です。

これが、FFコミュニティのような司会者なき議論・討論の場だとどういうことになるか。
・テーマととんちんかんな内容、的外れな内容
・書いた文書に対して誤った指摘されると、自分はそいうことはいっていないと反論→自分の文章力を差し置き、相手の文書読解力のなさを指摘する→テーマからさらにはずれていく
・おとしどころもなく、まとめる人もいないのでどれもグダグダ

最初はこういうのを読むのが苦痛（じゃあ読まなきゃいいんですがｗ）でしたが、ネットの議論とはこういうものだと理解すると、まあ苦痛も和らいできたようです最近。

じゃあネットじゃなくてリアルなら人々は意思疎通ができているかといえば・・・。
まあ、人生でもっとも心を砕く部分ですからね、これが完璧なら神になれます。

昔から私が理解できない人の考え方のひとつに
自分がこう思っているんだから自分は悪くない、という考え方です。

例えばですよ、ヴァナでイベントするため夜２１：００に集まろうと決めるわけですよ（ヴァナで例える時点で伝える気があるのかないのかｗ）。
で、そのうちの一人（Ａさん）がリアル仕事が忙しくてインできなかったわけですよ（うちのブログにコメいつもくれるＡさんじゃないＹＯ）。
でメンバーが揃わず、ヴァナのイベントは流れるわけですよ。
で、後日Ａさんに会いこれなかった理由を聞くと、
「仕事が忙しくてインできなかった」
で、話は終わり。以上警視庁なのですよ。なんのフォローもなく。
Ａさんの思考回路はきっと、ヴァナは遊びで仮想現実で、リアル仕事は何にもおいて優先だから、仕事があったのだから仕方がないと。やいのいわれる筋合いはないし、仕事を休んでヴァナにいく道理もないと。悪いとは思ってるけど仕事だから仕方がないではないか。
想像ですが。

私の思考回路は、ヴァナは遊びで仮想現実だが、そこにいるキャラクタの中の人はリアルで生活している人が時間に都合をつけてインしている。
一言仕事だったんでインできなかった、ごめん、とくらいいえないのか、誰も仕事を休んでもインしろなんて思ってない。

Ａさんからみれば私はゲームに必死な人で
私からみればＡさんは人への配慮が足りない人となります。
お互いちゃんと話し合ってませんから、齟齬がどこかにあったのかもしれませんが、
別に話し合う必要ないし、いわないとわからない人には何をいっても無駄（といったら上司にそれで部下は育たんと怒られた）

相手の空気（意図）を読む＝自分はこう思ってることを相手が理解している

ではないと思うんですが、そう思ってる人多いですよね？
私が違うのか・・・。
相手の気持ちを１００％理解することは不可能ですが
（自分自身だって理解しているか怪しいものだ）
自分がこう思ってることを分って！って人にはなりたく・・・
でもそれってなんか私のイメージする外人さんな気がしてきた・・。
（でも前の例でいえば、仕事でいけなかった（キリ、といえば外人ぽいですが、それを察しろというのは日本人的でなんら同じという）

私はとことん日本人なのかもしれません・・・。