燃えろ!新日本プロレス 10号
本屋さんでよく見る、徐々にラジコンを組み立てるとか
鉄道のジオラマを完成させるとか
一気に購入するとお財布が持たない層を狙った系の本の派生系で
新日本プロレスのDVDシリーズが出てるんですね。
「燃えろ!新日本プロレス」
バースがバンドするとホームランになるファミコンソフトを連想させますが、
古きよき昭和プロレス全盛期を堪能したものとしてはおのずと興味がわきます。
テレビ観てたなあ 金曜夜8時 古館一郎の解説
週プロ読んでたなあ・・ターザン山本劇場
全巻揃えると大変なことになりますが、ラジコンとは違い、自分の見たい
特集だけ買えば懐も痛みません。
で、Aamazonで先日注文してた第10号が届きました。
「新日本vsUインター、10・9ドーム全面対抗戦!」
全8試合完全収録。以下全て1995年10月9日、東京ドーム
いやー一本にまとめますかこの興行!
買うしかないとぽちってしまいました。
以降ネタばれあり畳みます
結構試合内容覚えてないのが、多かったりしてまあ新鮮な気持ちで楽しめました。
入場シーンは音楽著作権も絡むのか、ほとんどカット。長州、橋本、武藤だけかな。
いわゆる「テレビ朝日」の放送なので、辻アナウンサーや猪木・マサ斉藤もしっかりと聞けます。
0.猪木の挨拶
「1・2・3、ダー」はまだやってなかったんですね。いつからやり始めたんだろう。
プロレス=お約束≠八百長
これが分かるかどうかが、プロレスを楽しめるかどうかの判断基準ではないかと思ったり。
猪木のダーの挨拶
ジャンボ鶴田のオー
木村健吾のイナズマレッグラリアート
越中のヒップアタック
芸もやり続ければ、立派な芸になることもある。
鶴田のオーなんて、最初はほんと失笑の最たるものだったのに、最後は一番客が沸くところだったり。
私が見に行っている時代で、全日本プロレス会場で一番盛り上がってたのは
選手紹介の後に紹介される「レフリー ジョー樋口」の後の観客の「ジョー!」コールでしたねw 私もこれだけは欠かさずコールに参加してました。
初めて観にいった人は目が点w やっぱプロレスはライブが一番
1.永田裕志&石沢常光vs金原弘光&桜庭和志
○石沢 (三角締め) 桜庭×
そうか、桜庭負けたのか。
だから、ブレイク後のカシンVS桜庭は桜庭が勝って借りを返したのか。
2.大谷晋二郎vs山本健一
試合以外の前哨戦で盛り上がった系
ドラゴンで決めたかったけど、反りすぎてフォールできず
○大谷 (アームロック) 山本×
3.飯塚高史vs高山善廣
×飯塚高史 (腕ひしぎ逆十字) 高山善廣○
高山細い!というか顔縦長すぎるwww
つばはこの頃からすでに噴出しまくりだったんですね。
4.獣神サンダー・ライガーvs佐野直喜
×獣神サンダー・ライガー (ドラゴンスープレックス) 佐野直喜○
試合は佐野ですが、プロレスをやらせたライガーの勝ちかな
5.長州力vs安生洋二
○長州力 (スコーピオンデスロック) 安生洋二×
格下相手に対して戦うときの見本ですね。
ラリアットひとつでこのどよめき!対UWFでプロレス技を出すことがこんなに受ける。ある意味UWFもしっかりとブランドを作ったということか。つぶれちゃいましたが。
芸人の長州小力が使ってる「切れてないよ」はこの試合の後のコメントが元らしかった。
ちゃんとDVD収録されてますw
滑舌(かつぜつ 変換できない!放送専門用語らしいね、あ、これマメな)
が悪くて半分聞き取れませんが、これがまたいい。
6.佐々木健介vs垣原賢人
×佐々木健介 (レッグロック) 垣原賢人○
予定調和の中でこれだけ予定外だったのかな。
北斗とラブラブ夫婦でシルシル出演している健介も17年前はこんなやんちゃ系だった。
7.橋本真也vs中野龍雄
○橋本真也 (三角締め?垂直落下DDTから) 中野龍雄×
橋本にとっては凄みを魅せるべく組まれたカードだったが、前の長州が凄すぎていまいちなカードに。
プロレスは第一試合から最終試合までがひとつの興行なので、基本最後を盛り上げるべくカードを組みますし、技の組み立ても出場選手を考慮します。
スタンハンセンがメインで出てるなら、前の試合でラリアットで決着させませんし、前座は後に出る選手の得意技を控えるため、結果地味な技の組み立てとなります。
今時はその限りではない感じもありますが。
対戦選手とこの時代の「格」で長州は全八試合中、第五試合にラインナップされましたが、試合順の組み立てを超えて、ベテランの凄みを魅せた試合だったなあと。
8.武藤敬司vs高田延彦
○武藤敬司 (足四の字固め) 高田延彦×
団体の存亡をかけた一戦!いや、当時は本気でそんなノリですよ。
プロレスと「手が」あう高田を相手にできた新日本に分がありましたね。
これが当時のゲーリーオブライトあたりだとどうなっていたか。
これまた当時、失笑技扱いの「ドラゴンスクリュー」からの四の字という決着。
二度目のドラゴンスクリューを受けた高田の苦悶の表情がいい。
これ以降、ドラゴンスクリューのブームがおきますw
今武藤は全日本プロレスの社長で高田は総裁?
変われば変わるものです。
今のプロレスはさっぱり分かりませんが、それなりに市民権を得て頑張っているみたいな。
私のプロレスは(初代)タイガーマスクに始まり、三沢光晴で終わりました。
この第10号売れてるっぽいですね、当時を知る人ならまあ買っとけ!
« 空気を読むということ Air-in | トップページ | GOV グスタフの洞門 P3 ★★★☆☆ 茶箱の中身 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ホムンクルス 山本英夫(2015.07.19)
- いい電子を大人買いしたらウィルスに感染したのにおまFF(2014.07.31)
- 実在ニョーボ よしえサンが亡くなっていた(2013.12.04)
- ホルモン焼きの丸かじり(2013.10.31)
- 連載終了 高校球児ザワさん(2013.02.25)
ぷろれす見たことと無いなぁ...
昔地元のホールに何処だったかが来た時があって同僚たちが見に行ってましたね
同期と先輩の3人で行ったみたいで凄く楽しかったと言っておりました
終わった後にリングの上に立たせてもらってロープアクション?って言うのかなわかんないけど..
させてもらって感動したって自慢げに話しておりました(笑)
私は格闘技全くなので微笑み返しだけでしたけど...
K-1とプライドの違いもわかりません^^
プロレスはわかる...馬場さんは好きだった...しょーばいしょーばい見てたよ^^
投稿: あぎゅ | 2012年3月 4日 (日) 08時20分
晩年の馬場さんは前座試合で、興行の中休み前には試合を終えて
売店にどっかり椅子に腰をおろされました。
お客さんがTシャツとかタオルとか買うとスタッフ(デビュー前の若手だったりも)が
「(サイン)いる?」と聞いてきて、いるというと馬場さんのところに持っていき、馬場さん
がそのグッズにサインを入れてくれました(スタンハンセンのTシャツでもサインしてくれましたw)。
ある意味、日本一サインをもらいやすい有名人でありました^^
興行としてこういうファンサービスがあるのがプロレスの醍醐味でした。
お亡くなりになったとき、早朝会社の有志と武道館のお別れ会いきました。
人が一杯で式には入れませんでしたが、献花してきました。
祭壇には馬場さんの好きだったひまわりでいっぱいでした。
今にして思えば、私のプロレスラブは実はこの日で終わっていたのかもしれません。
馬場さんに高校生、社会人のとき2度バスタオルにサインしていただき、いまだに愛用しています。
む、なんかしめっぽいなw
投稿: みる | 2012年3月 4日 (日) 17時23分