Eテレ(教育テレビ)名著de100分 カフカ「変身」
朝、目が覚めると虫になっていた。カフカの小説「変身」の冒頭はこう始まりますが
私の今朝は朝5:20頃、目が覚めるとEテレ(教育テレビ)がつきっぱなしでした。
放送は既に終了していてブルー画面になっていました。テレビを消してもう一回寝ようかと思ったら、5:30になり番組が始まりました。再放送番組「名著de100分」という番組で、古今東西の“名著”を25分×4回に分けて解説・放送する番組。カフカ「変身」の第三回「居場所がなくなるとき」。伊集院光がMCです、最近NHK教育はタレントが豪華ですね。南海キャンディーズの山ちゃんが英会話したりしてます。豪華なのか?とふと思った。でも伊集院も山ちゃんも私嫌いじゃないからおk。
ああ「変身」、大学生のとき読んだなあ、不思議な小説だった。虫になっちゃうやつね(そりゃ小説の一行目にそう書いてますしおすし)、と思いながら寝るのも忘れて見入ってしまいました。
主人公の名前は「グレーゴル」?あれ、ブランドルじゃなかったっけ?等と大して覚えてないことも明らかになっていきます(ブランドルは映画「THE FLY」の主人公でしたwww)。
この番組ですばらしいと思ったのが小説のあらすじを説明するためのアニメーション。3分?くらいのやつですが、非常に分かりやすいです。
で、この第三回でカフカの別の小説「城」を取り上げました。「城」は「変身」と違ってめちゃくちゃ本が分厚いです。昔の小説の文庫なんで字もちっちゃいです。大学生のときに古本屋で本を購入し「いつか読む本棚」に今も飾られています。そんな本がたくさんあります。最初の何ページか読んでそれっきりでした。
この分厚い小説をなんとこの番組内で3分のアニメーションでやってしまったのです!ありゃ読まなくてよくなっちゃったよ、3分でおk。早起きは三文の得だね。
番組HPで「変身」のアニメがアーカイブで観れますので興味がある方は是非観てください、いやなくてもみろ!
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コメント
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・・・・・・・・・・・・・・・
僕は蟲です・・・・・・
悲しくなりました・・・・・
投稿: Roppa | 2012年5月24日 (木) 02時52分
読む人のそのときの立場や環境で読後感が変わるものかもしれませんね。
グレーゴルはでも不幸ではなかったように思うのです。
「君は君の不幸の中で幸福なのだ」
(出典:「絶望名人カフカの人生論」―カフカの親友だったマックス・ブロートの言葉―)
カフカ自身は、彼の死後親友によって書物が出版され有名になりました。親友からみたカフカは決して不幸ではないと写ったのでしょう。
「変身」の主人公は最後に死んでしまいますが、では残された家族は幸福だったのでしょうか。
「木々はしっかり地面に根を張っている。だけど、やっぱりそれも、そう見えるだけなんだ」
(作品集「観察」)
投稿: みる | 2012年5月24日 (木) 07時41分