x-アプリの音楽データをMP3ファイルに変換 MP3Conversiontool
ソニーの時代は終わったのか?
私が少年の頃のソニーは憧れのメーカーでした。テレビをつければ「It's a SONY」のCMをみない日はありませんでした。ニュースでは毎月のように今月の対アメリカ貿易黒字が○千億円で、アメリカは特別関税を検討、なんてのをやってました。自動車の輸出が主なんでしょうが、家電も売れまくりだったはずです日本企業。
ウォークマンを修学旅行に持っていく=かっこいい的な風潮がありました。ソニー以外のウォークマンは「バチ物」でした、というかウォークマンと呼んでいいのはソニーだけ、コークと呼んでいいのはコカコーラだけ!
テレビのトリニトロン、かっこいいです。ナショナルなんておじさんが買う家電です、大体ナショナルって名前がださい、明るいナショナル~♪。ナショナルは日本企業ですけどね。
ソニーが出すということでビデオをVHSではなくベータにした人は何百万人もいたはずです。値段が高くて私は買えませんでしたが。
ソニーは白物家電を作りません。生活に「遊び」を提供する電化製品しか作らないというポリシーなのです。パソコンもソニーの目指す「遊び」が実現できる水準になるまで販売しませんでした。ゆえに常にかっこよくなければいけません。ところが今はどうでしょう。いつからかソニーの地位はAppleに奪われています。ソニーに限らず世界の家電を凌駕した日本製品は今、お隣の韓国の企業に取って代わられています。
ソニーの凋落は日本の凋落と同義です。まあ今までが強すぎたんだろうか。でも、せめて日本人くらい日本製品を買えばいいのに、誰しもがipadを求め、スマホはiPhoneかGALAXYが売れているのでは。Xperia売れてるのかしら?(Xperiaはサムスンと思ってたらソニーだった^^;)
そういう私も、初期ipodを持っていましたけどね・。ソニーはHD音楽プレイヤーを当初は著作権を危惧して乗り遅れましたから。ソニーが出す音楽CDが一時期コピープロテクトをつけて販売したら売れなくなってあわててコピーガードをしなくなったというニュースもあったかと思います。
アナログからデジタルの時代に日本は世界から取り残されてしまいました。でも日本で使う分には日本製品使えばいいじゃない。私は応援するよ!
というわけで、今携帯音楽プレイヤーはソニーのWalkmanを使っています。
アナログ世代の私は音楽は配信購入だと損した気になるのでCDを購入します。といっても最近はCDもあまり買わなくなりました。でも家にあるCDをせっせとソニーが提供するアプリ「x-アプリ」で変換しました。自分のWalkmanで聴く分には問題なのですが、これを別PCで聴こうと思ったり、USB再生が可能なコンポで聴こうとしたときに問題があるのです。
x-アプリの変換初期値はATRAC形式という、なんかあまり耳慣れない形式ファイルなのです。もちろん何も考えずATRAC形式で保存してましたよ私。
ベータの過ちをまた犯すのかソニーよ・・・。
で、前振りが長くなりましたが、ソニーのx-アプリで作成した音楽ファイルをMP3に変換する手順を以下のように実施しました。
以下ご紹介はいたしますが、使用にあたっては自己責任でお願いいたします。
1.変換ソフト
ソニー純正の無償の変換ツール「MP3Conversiontool」というのが提供されているのですが、これがなぜか外国のサイトにおいてあります。
http://esupport.sony.com/US/perl/swu-download.pl?upd_id=2971
ちょっと不安ですが気にせずWeb画面右にある「DownLoad Now」をクリックすると、「MP3CONVERSIONTOOL.exe」というExeファイルをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをダブルクリック。
図1
なぜ、説明は日本語なんだソニーよ・・・OS情報でも取得しているのかな、まあ助かりますけど。次へをクリック。
図2
自動検索にするか、自分で場所指定するかを聞いてきます。保存場所なんて知らないので自動検索にします。
図3
ファイルの保存先が初期値で表示されます。下の2個のチェックボックスのうち下のチェックボックスは元ファイルを削除なので選ばないように気をつけてください。「ファイル名を曲名に変更する」にチェックを入れましたが、入れないときとの違いは分かりません。ここで開始を押すとエラーが。
図4
保存先のフォルダは勝手に指定してきたままなのにこのメッセージってどうなのよ。まあ仕方ないのでデスクトップにフォルダを作成して、そこを参照して再度開始。
図5
??。「指定のフォルダは存在しません。作成しますか?」フォルダ作成しているのに何故!
理由はフォルダを指定しても、その下の階層「MP3 Conversion Tool」に作成するように勝手に指定フォルダ先をこのツールが追加しているのです。で、そのフォルダに対して作成しますかという親切設計?もちろんOKを押下。
図6
変換は早いです。1曲10秒もかかってないかも。とはいえ沢山あるとそれなりに時間がかかります。私は579曲を変換で40分少々。変換終了後OKを押すと、この「MP3Conversiontool」が正しくインストールされませんでした。のメッセージが出ます。
どういう仕様かは?ですが、ファイルは無事変換されてソフトはインストールされない状態になるので気にせずキャンセルで終わればOKです。再度変換したいときはまたダウンロードしたexeファイルをクリックすればいいだけですし。
2.変換後のファイル構成
これがまたこまったちゃんな結果に・・・。
図7
階層が、歌手名フォルダ-アルバム名フォルダとなり、その下に曲名.mp3 というようになります。どういうことかというと、例えば、「1985年ベスト」というその年代に流行った曲を集めたCDがあるとすると、歌手毎にばらばらになってしまうということなのです。もー!
私はそういう年代別CDやら、歌手○○の歌をいろんな歌手が歌ったCDやらがあるのでフォルダーが盛り沢山に。
しかたがないので、ひとつひとつ歌手名の階層を開いて、アルバム名フォルダをコピーして、USBのドライブ直下に貼り付ける作業をフォルダ数分行いました。同じフォルダがありますがよろしいですか?と何度も聞いてきますが、もちろんはいを選択。
図8
なんとか、アルバムタイトルフォルダ毎のファイルを作成するのに成功。これはこれで歌手名がわからないという問題があるんですけどね、まあ全部保有しているCDですからわからないことはないんですけど。
3.評価 ★★★☆☆
良い:
・無料
・日本語対応(なぜ日本語サイトにおかないのか謎、やはりソニーの陰謀・・)
・高速変換
悪い:
・展開するフォルダ構成が、歌手-アルバムー曲の固定 これがなければ星4.5でもいいと思う
・私は関係ないですが、配信購入した音楽ソフトは変換できないみたいです
・一部日本語変換がおかしい
例:
×胆内まりや
○竹内まりや
×柔七歳の地図
○十七歳の地図
肝心の音質については、絶対音感皆無のため無評価です、キリ!(オイ
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コメント
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生粋のソニーファンです。
私も変換ソフトが欲しくて検索していたら貴ブログにたどり着きました。
このたびは感謝申し上げます。
さて、ソニーが白物を作らない理由ですが、東通工時代に白物に対しては失敗続きで単純に技術力がなかったというのが定説です。
また、バイオが発売される前から長きに渡りワークステーションは製造していました。
また、ご指摘のようにベータでの判断の誤り。アダルトビデオ市場でVHSは勝利を収め、ベータ市場が衰退しました。画質よりソフトであることを表した最初だと言われております。
また、ソニーは二回の過ちを犯しています。まさか音楽がICに収めて聞くなんて、想像もしなかったのでしょう。アップルには相当やられましたが、いまはシェア50%台に回復しています。
もうひとつはテレビです。トリニトロンにこだわり、液晶化が遅れました。結果、いまや液晶テレビのミニターはLGから仕入れています。
ATRACはWAV形式のデータをほぼロスレスで5分の1に圧縮できる画期的な技術でした。このおかげでMDがうまれました。CDの音をそのまま持ち歩けるということで爆発的に売れたのです。これもipodの誕生で一気に廃れてしまいましたが。
私はいまでもATRACで変換していたのですが、スマホで聞くことができないので今回変換することにしました。ウォークマンは娘にあげました。Xアプリでも設定で最初からMP3で変換できますよ。お試しください。
ソニーがバイオを出してから、ようやく「柔軟性」が出てきたと思います。ブルーレイの規格統一しかり、SDカードの採用、MP3コンバータの提供など。自社の規格だけでは対応しきれない時代になっています。
投稿: 渡部 陽祥 | 2015年8月30日 (日) 23時32分
技術よりも利便性、ソフトの充実が重要である、なんて事実というか風潮は本当にソニーファン泣かせでした。
この先どうなるのか。「世の中のテレビはすべて液晶になる」と豪語した年にトリニトロンの32型を買い、MDが発売されたときにCDデッキとカセットデッキを買い、ようやくMDを買ったときにはみんなipod
を持ち歩き、8mmビデオデッキを導入したらDVDに録画できるように・・・
DVD録画機を導入したらブルーレイ・・・
トリニトロンは未だに動態保存してあります。
投稿: 渡部陽祥 | 2015年8月30日 (日) 23時43分
渡部陽祥さんコメントありがとうございます!
つうか実名?w
ソニーラブな熱いコメントありがとうございます^^ 私はメーカーにこだわりはあまりないですが、ソニーは日本の魂だった時代が確かにありましたね。
昔ソニーというだけで安心、今はAppleというだけで安心。
技術よりソフト。ゲーム好きだった私からすると、今のゲームとかまさに、悪銭は良貨を駆逐する 的な時代に突入している気がします。
やはり時代を先取りしたところは長生きしますが、次のトレンドが来るまでの命。
大体何のボタンもない四角い板が電話機なんて、ドラえもんの秘密道具でももうちょっと気の利いたスイッチがついてますよ。
最初にipadを考えたAppleは偉大ですが、追随する世の節操のなさ。
畳める携帯も私的には画期的とうか、ここからまさかこんな風(板)に進化するとは、もうおじさんにはついていけません。
投稿: みる | 2015年8月31日 (月) 22時07分